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瞬きの途中でまた世界は変わる

かなり凝り性なヲタクの時系列まとめと現場レポと

「少年たち」はいいぞ 1969年初演〜2015年の総まとめと深読み

昨年に続き、今年も日生劇場9月公演「少年たち」の上演が決定したということで、「少年たち」って何?という人や、これから予習のために少年たちDVD購入予定の方、1度見たきりでDVDをしまい込んでしまった人に、「少年たち」にはまっていただくために、作品の沿革、ストーリー、超個人的な見所など、まとめてみました。

【作品の沿革】
1969年 フォーリーブスがジャニーズ初ミュージカルとして初演

その後、1971年まで毎年上演

 

4年後、
1975年 当時のジャニーズJrで上演

 

1976年 フォーリーブス10周年記念で再演し、「少年たち」シリーズは一旦完結。

 

2010年
「少年たち 格子無き牢獄」として34年振りに再演。
8月 大阪松竹座 関西Jr、
9月 日生劇場 Kis-my-ft2A.B.C-Z出演。

2011年
2010年と同じ演題
8月 大阪松竹座 関西Jr出演、
9月 日生劇場 A.B.C-Z、関西Jr出演

 

2012年
8月大阪松竹座 同じ演題 関西Jr出演、
9月 日生劇場 「少年たち Jail in the Sky」と演題を新たに関西Jr、A.B.C-Zで上演

 

2015年
「少年たち 世界の夢が・・・戦争を知らない子供たち
8月 大阪松竹座 関西Jr出演
9月 日生劇場 東京Jr+関西Jr3名出演


【ストーリー】

かなり私の主観を含んでいるので、他の方が書いているレポなど読んでいただけると理解が深まると思います。

 

[1969〜のストーリー]

様々な理由で少年院に入った少年たちが、格子の外に思いを馳せ、脱獄を企てる。だが、一人の囚人が脱獄に失敗し、欅の木に宙吊りになってしまう。それを助けようとした心優しい囚人が命を落とす。出所した仲間達は死んでいった彼の思いを胸に生きていく。

 

[2010〜ストーリー]
様々な理由で少年院に入った少年たち。
残してきた家族や仲間への思い、社会への怒りや憎しみを抱えた彼らは、日々争いごとを繰り返す。そんな中、看守長による残虐な暴行と理不尽な刑期延長が行われた事をきっかけに、彼らは団結し、脱獄を計画する。

しかし、脱獄の最中1人の囚人が命を落とす。
格子の外にでた仲間達は彼の思いを胸に力強く生きていく。

 

[2015年日生劇場少年たちストーリー]

 

脱獄計画までは同様。

 

脱獄決行直前、アメリカ国籍の囚人の1人が出兵の為強制帰国、戦地で命を落とす。

格子の外に出た仲間達は彼の平和への願いを胸に強く生きていく。

 

 

 少しストーリーに変化はあるものの、46年もの間同じ舞台が演じ続けられている重みを見る側もひしひしと感じられ、時代の目撃者のような感覚にさえ陥る…

[変化があった部分]

①衣装
1969年
シャツ ボタン開け(色など不明)

 

2010年
日生劇場 赤ツナギ (A.B.C-Z
青ツナギ (Kis-my-ft2

松竹座 水色シャツ

 

2011年
日生劇場 赤ツナギ(A.B.C-Z)
青ツナギ(関西ジャニーズJr)

松竹座 青ツナギ 赤ツナギ(共に関西Jr)

 

2012年
日生劇場赤ツナギ(A.B.C-Z)
青ツナギ(関西ジャニーズJr)
松竹座 赤ツナギ 青ツナギ(共に関西Jr)

 

2015年
日生劇場
緑シャツ(Snow Man) オレンジシャツ(Six TONES)
松竹座 赤ツナギ 青ツナギ(共に関西Jr)

 

②死因
1969
北公次
脱獄に失敗し欅の木に宙吊りになった仲間を助けようとするも足を滑らせ死亡

 

2010
日生劇場
戸塚 看守により銃で射殺

松竹座
重岡 脱獄用のロープを取ろうと塀に登り転落死

 

2011
日生劇場
戸塚 銃で射殺され、登っていた塀にトラックが追突し塀が崩れ転落

松竹座
重岡 塀の上から脱獄用のロープを垂らすも、看守が発砲、足を滑らせ転落死

 

2012
日生劇場
戸塚 銃で射殺

松竹座
重岡 銃で射殺

 

2015
日生劇場
ジェシー 懲役中アメリカ国籍の為徴兵され戦死

松竹座
西畑大吾 銃で射殺

 

 

フォーリーブス時代の少年たちに関しては、現在後追いでお勉強中の為、不明な点が多くある事をお許しください

 

ここまでで薄々気がついて来ていると思うんですけど、ジャニーさんってお気に入りの子をすぐ殺したがる…ちょっと危ない性癖あると思う…

 

[DVDについて]
DVD化されている「少年たち」は
2010年「少年たち 格子無き牢獄」(Disc1日生劇場公演、Disc2大阪松竹座公演)、2012年の「少年たち Jail in the Sky」(日生劇場公演)のみとなっています。

しかし、「少年たち 格子無き牢獄」は生産中止となってしまった為現在販売はされていません。

そこで、 ここからは、2012年日生劇場9月公演「少年たち Jail in the Sky」のDVDを軸にお話します。
現在も販売されているので、予習をしたい方は是非購入してみてください!

 

【個人的な見所】
ダンスや細やかな演技、動き
少クラなどは主にSANCHEさんが振り付けを担当していますが、少年たち等舞台の振り付けは、 SEIGOさん、TSUYOSHIさんを含めた計3人で行われています。開演冒頭の「虹の彼方」や「闇を突き抜けて」は、少クラ等とはひと味違う舞台らしいとてもダイナミックな振りが多いです。

 

②劇中歌について
[2010~少年たちの主な劇中歌]
《本編》
俺達は上等
僕に聞くのかい?
風の子一等賞
闇を突きぬけて
Rival
約束の歌(2015歌わず)
急げ若者(2010.11.12のみ歌わず)
君にこの歌を
《ショータイム》
Will be Together(2011~)

何曲か抜粋して紹介します。


「僕に聞くのかい」
その年毎に歌詞が少しずつ変えられて歌われています。2010年以降の歌詞の変化も是非調べてみてください!
また、この曲はフォーリーブスが劇中に歌っていた「おいらに聞くのかい」の歌詞をアレンジしたもののようです。それぞれ時代背景に沿った歌詞になっているので、是非聴いて見てください。

 

「約束の歌」
2010年「少年たち 格子なき牢獄」の為だけにKis-my-ft2北山くんが作詞した曲です。「泣けないほどの悲しみがお前を襲ったとしても、僕がお前の悲しみの置き場書になるよ、約束さ」の部分が、凄い北山さんっぽくて好きです…

 

「急げ!若者」
初演から歌われていたかは不明ですが、
フォーリーブスの楽曲で、過去に少年隊がカバーしています。
この舞台にはぴったりな力強い歌詞です。「若者なら 死んだあとで あいつのあとにつづいてゆこうと 言われてみたい」と歌いながら通路を走り抜ける囚人にこちらも圧倒され、この曲で一緒に脱獄するかのような感情に引きずり込まれます。

 

「闇を突き抜けて」
脱獄前の囚人たちが、怒りや憎しみすべての感情をダンス、歌にぶつけます。
中盤からは突然上半身裸になって踊ります。(少年たちで一番の見どころ)

 

「あいつのぶんも生きる」
次の「君にこの歌を」と共に、少年たち初演から歌われている曲です。
「欅の木の向こう」という歌詞は、初演少年たちの囚人が欅の木から落ちて死んだストーリーに沿って作詞されたようです。

 

「君にこの歌を」
囚人が死んだ後、全員で歌う曲です。
少年たちといえばこの曲と言っても過言ではありません。
過去、ジャニーズワールドで
会場全員で合唱したこともあるので知っている方も多いのでは笑

 

 

 

 

 


【個人的な鑑賞時チェックポイント&深読み】
※あくまで舞台レポではなく、手元に「少年たち Jail in the Sky」のDVDがある人向けのものです。かなり抜粋しております。
※こちらを参考にする際、パソコン等秒単位で再生できる機器での鑑賞を推奨します。

 

☆主に台詞の後ろで流れる音楽、重岡さん、戸塚さんの演技と心の動きについて見ていきます。(青文字が個人的に深読みしている部分)

 


0:5:45 看守小瀧が登場
立ち方がおかしいが当時メイン出演者の中で唯一の高校生であり威厳を表すための彼なりに考え出した立ち姿だった様子。かわいい。

 

0:10:00
赤チーム(A.B.C-Z)出会いのシーン
戸塚が9月5日を日記を読む
(音楽:僕に聞くのかい)

0:22:45 

戸塚が12月5日の日記を読む
(音楽:君にこの歌を)

↑「君にこの歌を」は囚人(2011日生は戸塚)が死んだ時に全員で歌う曲=死の伏線?

 

0:40:00
戸塚、青チーム(関西Jr)とのシーン
(音楽:僕に聞くのかい)
↑徐々に戸塚に友達が増え少し明るい雰囲気であるものの、どこか切ない曲調

 

0:44:00
戸塚と重岡のシーン

重岡「(敬語を使う戸塚に対し)その言葉遣いやめろ」
戸塚「わかった」
重岡(ニッコリ)
重岡(いじめっ子の家に放火した弟の罪を被って少年院に入ったこと、弟がひとりで待っていること話す)
戸塚「(弟)寂しいだろうなひとりで」
重岡(視線をそらしキョロキョロ)

↑弟の身代わりとなって少年院に入ったものの、果たしてこれが本当に弟のためだったのだろうかという感情を読まれ動揺している?

 

とにかく目線で演技する重岡くんが凄い…

 

0:59:13
入浴シーン後、全員整列した時
重岡が桐山に何か小さい声で耳打ち
桐山「ん?」の声がマイクに入る。

 

少年たちJail in the Skyは、他の舞台に比べてビデオの数が多く、また演者の顔アップの多いので舞台であることをつい忘れそうになるが、ここで、生で演技する舞台ならではの光景に1発勝負の素晴らしさを感じる…

 

1:09:00
桐山と戸塚の喧嘩により全員の刑期が延長されると看守長から告げられ、
お互いの思いをぶつけ合う

 

戸塚「ここを出よう!!脱獄しよう!!」

 

この一言により今まで争いごとばかりしていた囚人が団結し脱獄の計画を始める

 

全員が解散した後
戸塚 重岡だけ残る
重岡(困惑の顔)
↑いつも、ここ(少年院)が好きだと言っていた戸塚から脱獄しようと言い出すなんておかしい。俺達の為に言い出したのではないか(ここでは戸塚が死ぬつもりだとは恐らく分かっていないが、なにかがおかしいことを察している)

 

重岡「戸塚、お前…」
戸塚「俺のことは心配いらない」
重岡「(脱獄したら)行くあてあるのか?」
戸塚「一応あるよ」

↑戸塚はもうこの時点で死ぬ気…

 

 

脱獄決行の夜
囚人全員が手分けして、計画通りに動くが、案の定看守に発見されてしまう。

脱獄を阻止しようとする看守達と囚人が全員で殴り合うシーン

 

1:23:55
重岡が看守を殴り腕に噛み付き応戦する
↑ここで初めて重岡が看守を殴る様子がカメラに抜かれる。彼の一心不乱な格子の外への思いが伺える。

 

戸塚は1人だけ塀の上に立ち、他の囚人に最後のゲートを開けたことを告げる。
次の瞬間看守長が銃を発砲。戸塚は射殺される。

重岡は、他の囚人と同じく驚きの表情を浮かべる一方、戸塚の真意に気が付き衝撃を受けているようにも見える。

 

塀が崩れ戸塚が地面に落下。

 

全員が駆け寄り、戸塚を起こそうと叫び続ける中、重岡はそれを止める。
↑戸塚は元から死ぬつもりであり、自ら息を吹き返すことはないと悟ったように捉えられる。戸塚のここ(少年院)が好きだ、ここにずっといたい、という気持ちを尊重しているかのようでもある。

 

1:31:45
歌「あいつのぶんも生きる」
歌詞1番の間は真顔で座ったままでいる重岡
↑戸塚の望んだ死であったことは分かっていても、自分ならもっと早く気がつくことが出来た、戸塚が命を落とさずに済んだのではと未だ胸中で思いが渦巻いているように捉えられる。

 

歌詞2番冒頭
肩を叩かれ立ち上がる

歌詞にもある「あいつのぶんも生きる」その決心がついたような表情が伺える。

 

 

 

 

 

 

[最後に]

この作品への意見として、「犯罪の美化だ」とか何とか聞くようになりました。

 

私は、「少年たち」は演じ続けることに意味がある作品であると思っています。

その時代を生きる等身大の少年たちが演じることでしか伝えることのできないメッセージもあります。昨年扱ったテーマ「戦争を知らない子供たち」正しくその例ではないでしょうか。戦争を知らない少年たちがこの演目を演じることで伝えることができた戦争の惨さ苦しさがあったように思います。

 

 

この記事で少しでも「少年たち」に興味を持って頂けたでしょうか?

 

2016「少年たち」 去年に引き続き出演するSnow Man、Six TONESがこの素晴らしい舞台をどのように演じ切るのか今年も大変楽しみです。

 

最後まで閲覧ありがとうございました!